みんなの小さな幸せ日記

みなさんの小さな幸せ集めました。

ただ歩くこと

私の小さな幸せは、「ただ歩く」ことです。
これは他人からすると、どうとでもないことでしょうが、小さな子供がいると、この「ただ歩く」って事がこの上なく難しいのです。

 

子供が赤ん坊の頃は抱っこ紐で抱え、ベビーカーを押し、歩けるようになると、そのたどたどしい歩調に合わせ、走るようになると今度は車の前に飛び出したりしないか常に気を配らなきゃなりません。自分の歩調で歩ける時間は、ほとんど皆無と言って良いでしょう。


だから、今年の春、下の子が幼稚園に入って、初めて僅かながら自分の時間が出来た時、私が真っ先にしたのは、家の近くの何てこと無い道を隣の駅までぶらぶら歩く…でした。ぶらぶらぶらぶら…頭の中を真っ白にして、ただ歩くためだけに歩く。私にとって、この幸せは何にも代えがたいものでした。


普段子供と一緒だと見えなかった物まで見えてきます。アジサイの葉の裏に止まった蝉の抜け殻や、光を受けた蜘蛛の巣の綺麗な網の目など、幼稚園から帰ってきた子供たちに教えてあげたい発見も沢山あります。


今はまだ子供たちが小さいので、散歩と言えども、何処何処の公園に行くためだとか、スーパーの買い物に行きがてら…など何かしら目的を持って歩く事になりがちです。これは私が小さな幸せを感じる「ただ歩く」とは少し違う種類のものです。

 

それでもその目的ある散歩の途中のほんの少しの時間、それぞれが頭を真っ白にしてただ歩いてるという時間をもてるようになってきました。今は想像し難いのですが、近い将来子供たちを連れて、この「ただ歩く」という散歩に出れる日が来る事を願っています。