慎ましくも幸せなひととき
日頃から残業続きで、家族サービスらしいこともほとんどしてやれない毎日ですが、月に一度だけ私も家族も幸せになれるひとときがあります。笑われてしまうようなほんの小さなことですが、給料日に必ず行く回転寿司です。
住宅ローンや保育料などに追われて、何のために働いているのかと自問自答してしまうこともありますが、この時だけはそれも忘れてしまいます。
電車が大好きで、全ての新幹線の名前を覚えている息子にとって、その大好きな新幹線がお寿司を運んできてくれるというシチュエーションはかなりテンションが上がることのようで、給料日当日は保育園に行っても先生たちに回転寿司の話ばかりしているようです。
最初のうちは、日頃なかなか遊んでやれない罪悪感のようなものから連れ出していましたが、最近は子どもたちが喜んでいる顔を見ることが自分にとっても楽しみになっていることに気づきました。
休日に外出するような時も、おにぎりを作って出費を減らす努力をするほど慎ましく生活を送っていますが、だからこそ喜びも大きいのかなと思っています。きっと、私の両親も同じような思いで働いてきたんだろうなと、親になってみて初めて気づくことがあります。
ことの大小こそあるでしょうが、子育て中の親にとっては子どもの喜ぶ姿こそが何よりの幸せなんだなと改めて感じているこの頃です。