暖かな飲み物で感じる小さな幸せ
木枯らしがふいたり、初雪が降ったり。いつのまにか、今年もそんな時期になってしまいました。寒いのは苦手です。こんなふうに気温が下がって寒くなってくると、なんだか理由もなく、ちょっぴりさみしい気持ちになってしまいます。
でも、この時期に感じることのできる、小さな幸せもあります。それは、暖かい飲み物や、食べもの。体が冷え切った時の温かいカフェオレや、ホットミルクや、豚汁、クラムチャウダー。
体が冷えていればいるほど、寒ければ寒いほど、そういった飲み物や汁物を口にすると、ほっとした気持ちになります。そして、小さな幸せを感じてしまいます。立ちのぼる湯気を見ている時も、そういう気持ちになることがあります。
暖かな容器に触れて指先が暖まったり、それを口にして、ゆっくりと体が暖まったりということは、きっと誰しも経験があることであるような気がします。
ストールを巻いたり、厚手のセーターを着たりしても、体の中まではなかなか暖まりませんよね。
凍えきった体を温めるには、やはり、内側からのほうが、早いような気がします。
冬は苦手です。でも、こんなふうに温かいものによって幸せな気持ちになれることを考えると、それほど悪くはないな、と思ったりもするのです。