旦那の夢だったホールケーキ独り占め
今日は旦那の誕生日。プレゼントにもネタが尽きてきて、先日何か欲しいものがないか聞いてみると、顔を真っ赤にしてボソっと一言。「…丸いケーキを全部一人で食べてみたい…」
…ん?予想外の言葉に、一瞬固まってしまいました。よくよく聞いてみると、男ばかりの末っ子として育った彼は、食べるものはいつも奪い合い。特にケーキが出る時は熾烈なバトルが繰り広げられて、自分の誕生日でも少ししか食べられなかったんだとか。
一度でいいから丸々1個食べてみたいと思いつつも、大人になったら恥ずかしくて言えなかったとボソボソ話す旦那を、「かわいいなぁ」と思ってしまいました。
よし、それなら夢を叶えてあげよう!ということで、旦那のためにケーキを焼くことにしました。子供と自分にも一応小さめのを用意して、彼の分は丸くて大きい苺と生クリームのケーキ。「今日はパパが主役だから、パパが独り占めしていいんだからね!」とテーブルにケーキを乗せると、「わぁ、パパいいなぁ!」と子供も羨望のまなざし。
照れながらもブスっと豪快にフォークを突き刺して大きな口で食べた旦那は、「うーん、うまい!」と満面の笑みで喜んでくれました。
いつも記念日はどんなプレゼントを買おうかと悩んでいたけど、こんなに身近なところに一番喜んでくれるものがあったんだなぁとホッコリしました。